ダイエットで痩せればキレイになれる?

美の追求は女性にとって永遠のテーマですね。クレオパトラの昔、いえ恐らくもっと前から女性たちは美しくなることを求め続けてきました。現代も、そしてこれからもそれは変わることなく受け継がれていくに違いありません。「美しくなりたい」「綺麗でいたい」そう強く願う女性たちはそのための様々な方法をこれまでの長い歴史の中で編み出してきました。その一つがダイエットです。ダイエットは現代女性にとって、メイクと並んで最も身近な美しくなる方法ではないでしょうか。「○○を食べて美しく痩せる」「○○運動で弛んだお腹を引き締める」等、他にももっと沢山の方法がテレビや雑誌、インターネットなどのメディアを賑わせていますが、どれにも共通するのが「痩せる」ことを目的としている点です。これは、痩せることが美しくなることに直結するとの考え、謂わば価値観を現代女性が共有していることを表していると考えられます。ダイエットとは本来食事療法、つまり体調を維持・管理するために食事の質や量を制限することです。本来の意味で言えば、痩せ過ぎの人が食事の質を変えたり量を増やしたりして体重を増やすこともダイエットなのですが、痩せること、またはその方法と理解している今の日本ではその本質は誤解されているか、または見失われているのかもしれません。肥満の人が食事療法で痩せることは美しくなるためではなく健康のためです。そして痩せていることと健康であることは別なことです。つまり美と健康は一緒のことではないのです。美しさ、美に対する価値観は人によってまた地域や文化によって違いますし、時代によって変化もしてきました。ふくよかなことが美とされた時代や地域があるのです。今の日本ではふくよかと肥満が混同されていますが、ふくよかと肥満は同じではありません。
肥満は食事療法で改善が必要ですが、ふくよかでも健康であればその必要は無いのです。ダイエットとは健康のために行われるもので痩身方法全般のことではありませんし、美のためのものでもありません。「痩せてキレイになる!」と考えている人に次の言葉を贈ります。「山、高きが故に貴からず」どうか綺麗になってください。

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